宇宙の映像が素晴らしい。
「皆は一人のために」
一人の命を救うため、
みんなで考える感動作品。
よくよく考えると、ミラクル的な美談。
植物の知識があったが故に、ある程度の食糧を確保できた。通信の確立や、プルトニウムのエネルギー源など、最後の最後の確保に至るまで、綱渡り的な救出劇であった。
観ている時は圧倒されて感動したが、観終わってから暫くすると冷静に考えてしまう。
救える可能性が高いとは言い難いミッションへ行く決断を残りクルーの判断に委ねるのは残酷。やはり誤った情報流出の判断だ。
憎まれ役のテディ(J・ダニエルズ)であったが、考えは正論だと思える。
(生存確認後、すぐにクルーに知らせない点と食糧支援ロケット打上げで点検の工程の省略する行為を除く)
感情論や多数決が、
必ずしも正しい答えとは限らない。
まぁ結局は、映画だから、いいけど。
実際の宇宙飛行士が選ぶ「宇宙に関するベストな作品」は何なんだろう。
おそらくチョイチョイ「ちょっと違うだけどなぁー」と言った感じで思っているに違いない。
何かの特集でやってくれないかな。
関係ない話だが、「ライアン二等兵」に引続き、救出される大作戦と思ってしまった。