ぼぶ

パレードへようこそのぼぶのレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
4.1
あなたからお母さんには?




やはり自らの歩み寄りが必要なのだと思う。相手はこうだから無理だ、やめておこう。なんて考えたら身動きがとれなくなる。
いつだって行動しかないのだ。(自分はなかなかできないけどね



ウェールズの景色は思わず息を飲
む。行ってみたいなー。まさに絶景。

そして、ビル•ナイは本当に素敵な俳優。
アバウトタイムでは快活でダンディな父親をこなしたかと思えば、本作では自信なさげな老人。
同じ人とは思えない演技の幅に驚く。

物語は実話に基づいているとはいえ、トントンと良い方に進んでいく。
しかし挫折や苦労はあり、事実として存在することは悲しいことでも描かれている。

音楽もキャッチーで、ミュージカル調になるとこ有り。

これが実話なのだからすごい。

テーマとしてある差別だが…差別というのもは減らず、人の疑念を払拭するのは並大抵のことではない。ましてや、それが町の主張として打ち出すからには一枚岩というわけにはいかない。だから町のゲイを認めない人の気持ちもわかる。
人は簡単には変われないのだ。しかし、時間がそれからの経験が人を豊かにして変わるキッカケを作ってくれる。

登場人物もキャラが濃く、人数が多くともそれぞれが立っている。
あの時間であれだけの登場人物を捌けるのは才能ではないか。
見たあとにホッコリできる、そんな作品。
ぼぶ

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