かな

パレードへようこそのかなのレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
4.5
イギリスのサッチャー政権下で、厳しい状況に置かれたゲイやレズビアンの人々と、炭鉱で働いていた人々が協力して苦難に立ち向かうという話。
当時はゲイやレズビアンの人々への差別が今よりずっと激しく、ゲイやレズビアンだと言っただけで周りの人々に苦い顔をされているのを見るのがしんどかった。
一方で、彼らの溢れるようなエネルギッシュな姿に元気をもらった。
流れる音楽も感動的。
出てくる人々一人一人が一生懸命今を全力で生きていて、楽しそうに笑いあう人々の姿が印象的だった。修学旅行の夜みたいな陽気なひとときだった。
「人生は短いんだ」
力強いラストシーンに感動した。
じわじわと心に沁みる映画だった。
かな

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