赤尾慎之介

パレードへようこその赤尾慎之介のレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
3.7
ゲイと炭鉱夫という苦境に立たされていた者たちが、当初はハレーションを起こしながらも最終的には団結して権利を勝ち取っていく。これは、マイノリティが運動し、権利を拡大していく上で非常に示唆に富んだ作品だと思う。

しかし、苦しみを分かち合おうと手を差し伸べた炭鉱夫(やその家族)にまで「ゲイだから」と拒絶され、冷遇される様は、見ていて胸が苦しくなった。だからこそ、最後のパレードのシーンに心が解き放たれるのだと思う。
赤尾慎之介

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