ぴょんす

世界から猫が消えたならのぴょんすのレビュー・感想・評価

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)
4.0
すこし懐かしい映画。

この映画がきっかけで佐藤健のファンになりました。

大切な何か1つと引き換えに、命が1日延びる。
身の周りにある様々な物。
もし「電話」が概念ごとこの世から存在しなくなったら。
電話会社やたいせつな人との出逢いすら『初めから何も無かった』事になる…。

もし今現在、孤独でひとりぼっちって思っていたとしても、どこかで誰かと繋がって生きている。そこに例外なんてなくて、命ってそれだけ美しく尊いものなのだと思う。

当たり前が当たり前たる事自体、幸せで。
感情の先には思い出が必ずリンクしている。
だから楽しい思い出も辛い思い出も、すべてがかけがえのない「人と人との繋がり」。

観終わったあとは、たいせつな人だけじゃなく他人にすら優しくしたくなる映画。
長い間連絡してない親や兄弟に会いたくなる映画。
ひとりでもふたりでも、何度でも観たくなる映画。

これ観て泣かない人とは友だちになりたくないな。
ぴょんす

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