過去鑑賞
命を1日延ばす代わりに世界から1つ、大切なものが消えていく。思い出とともに。
わたしがもし明日死ぬと言われたら…。
その時わたしはどんな時を過ごすのだろう。
タイトルからすると猫が主役と思いきや
脳腫瘍で余命わずかと宣告された主人公(佐藤健)の前に、自分そっくりな悪魔が現れ、何かを無くせば一日生きられると言う話。
「自分がいなくなっても世界はなにも変わらない」と言うのは辛いけど認めざるを得ない。
ただ、何気ない毎日が誰かの人生に関わってきているんだなってことをしみじみ感じる。
生まれた時に喜んでくれた人がいるように亡くなった時に悲しんでくれる人がいる。
生まれてきたことだけで誰かにとってかけがえの無いことなんだなって気付かされる。
生きた証は、思い出の中に生き続ける。
濱田岳の映画友達の演技が秀逸で
佐藤健の二役の演技も光った作品。