世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

上映日:2016年05月14日

製作国:
  • 日本
  • / 上映時間:103分
    監督
    永井聡
    脚本
    岡田惠和
    原作
    川村元気
    キャスト
    佐藤健
    宮崎あおい
    濱田岳
    奥田瑛二
    原田美枝子
    奥野瑛太
    石井杏奈
    あらすじ
    これは、余命わずかな僕に起きた、やさしい「愛」の物語。 余命わずかの30歳郵便配達員の前に、自分と同じ姿をした悪魔が現れた。 世界から電話、映画、時計、そして、猫が消える…? もしも、大切なものを一つ消すこととひきかえに、一日の命をもらえるとしたら。 もし僕が「余命わずか」と宣告されたなら・・・ 僕は30歳の郵便配達員。愛猫・キャベツと一緒にふたりぐらし。ある日の午後。あまりにひどい頭痛がするので病院にいってみたら、脳に腫瘍ができて、余命わずかと宣告されてしまった。l そんな僕の目の前に「悪魔」が現れたなら・・・ 僕が、もうすぐ死ぬ?そんなこと簡単に受け入れられるはずがない。ショックで呆然とする僕の前に、ひとりの男が現れた。その男は、なんと僕だった。いや、違う。僕と同じ姿形をした(僕より指がちょっとだけ長い)悪魔だ。うろたえる僕に悪魔がささやいた。「世界からものを一つ消せば、一日の命をあげる」。ただし消すものは、僕にとって大切なものじゃなきゃダメらしい。 世界から「電話」が消えたなら・・・ 悪魔との取引きで、僕は、世界から電話を消してしまった。電話が無い世界も、それはそれで悪くないかも?なんて軽く考えたけど、とんでもない。いまは別れてしまったけど大好きだった彼女とは、一本の間違い電話がきっかけで出会った。だから電話と一緒に、僕と彼女との大切な思い出もぜんぶ消えてしまった。電話がなくなった世界では、僕は彼女と出会わない。もちろん恋もしない。 世界から「映画」が消えたなら・・・ 次に、世界から映画を消してしまった僕は、たった一人の親友を失ってしまった。彼の名前はタツヤ。大学時代に知り合って、すぐに意気投合した。人見知りでちょっと変わってるけど、優しい心を持っている。映画マニアで、いつも僕に映画をすすめてくれていた。もう彼と映画の話をすることはない。 世界から「時計」が消えたなら・・・ 僕の実家は時計屋さん。すっかり寄りつかなくなってしまったが、家族の思い出がいっぱいつまってる。数年前に母を亡くしてから、父とはうまく折り合えなくなってしまった。無口で不器用な父。今もあの家で、誰かの時計を修理しながら暮らしているのかな。そしてもうひとつ、時計で思い出すことといえば、彼女との海外旅行。アルゼンチン~ブラジルの旅。とびきり楽しかった思い出と、偶然の出会い。そして思い出すのもつらいほどの悲しい出来事。僕と彼女はこの旅行から帰った後、別れてしまったんだ。 そして、世界から「猫」が消える・・・!? 僕は、これまで二匹の猫と一緒に暮らしてきた。僕が子供の頃に拾ってきたレタス。そしてレタスの死後、家にやってきたキャベツ。二匹とも子猫のときから我が家で育った、大切な家族の一員だ。生前の母はキャベツをとても可愛がっていて、自分が死ぬってときにも、僕がちゃんとお世話をできるか心配していたくらい。母は、優しくてあったかい人だった。いつだって僕の一番の理解者でいてくれた。キャベツはそんな母のかわりに、僕を見守ってくれている(ような気がする)。もしも世界から猫を消してしまうと、キャベツは消えてしまう。母と猫と一緒に笑いあった日々の記憶とともに…。それは僕にとって、まさに最後の選択だ。僕は生きるために、世界から猫を消してしまうのだろうか。

    「世界から猫が消えたなら」に投稿された感想・評価

    いい二本立てやってるなぁ、ミナト座
    記録、
    奥田瑛士さんの不器用な父親役泣けた
    泣けます。目の前のことを大切にしようと思えます。
    世界観がとても好みだった。
    中弛みもなく魅せつつ進むストーリーのおかげで最後まで飽きずに観れた。

    物が消えていくSFチックな表現もとても分かりやすくてシンプルなストーリーながら、人との繋がりを考えさせられる素晴らしい映画だったと思う。

    佐藤健の演技が凄く上手で、悲しい表現が似合う俳優さんだと思った。
    それにしても宮崎あおいが可愛くて、このカップル最強かよ!!って思った。理想。

    予想はしてたけど、やっぱり泣いた。佐藤健ズルい。猫飼いたい。
    なんの予備知識もなく見たのでファンタジー的な展開でびっくりした。濱田岳が良い。泣かされた。

    このレビューはネタバレを含みます

    この世界にはかけがえのないもので溢れているということを伝えてくれる。
    昔、生きている意味って何だっけ?とか、いなくても何も変わらないのでは?とか考えていた人にはぐっとくるかも。
    俺は個人的に好きだった。

    死を受け入れられない自分が、
    身近な存在がなくなったり、友達や恋人との関係性の消失により、
    小さな存在でも意味はあるという事を感じ、これまで生きてきたことを胸に、死を受け入れていく作品。

    確かに電話や映画、猫といった無くても死にはしないものかもしれないが、
    存在していることにより他の人との関係のきっかけにもなっているような価値あるものってたくさんあると思う。

    こういうの失ってから分かるのでは無く、失う前に感じられるようになりたいものだよね。そして感謝し続けたいね。
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