ポレポレ東中野にて観劇。
東京造形大学在学中に園子温に認めれらようと撮った作品。
「自分は天才である」という残留意識の解放のために(「残留意識の解放」という言葉は劇中何度も多用される)自分の日常を無理矢理フィクションに落とし込もうとするが、何をしたいのか全然わからないし、結局映るのは監督のドアップばかり。
しかしこれがとてつもなく、いい。
夜に1人で「自分は凡人かもしれない」と自問する様は何とも自身のはちゃめちゃな行動を省みているようで切なく、落涙ものであった。
そして、今の有名な監督を思いながら、「青春時代の葛藤」という文脈で観れたのも良かった。