原作は永井豪の漫画。
過去には10作もの実写オリジナル・ビデオが作られましたが、劇場映画化は本作が初。
でも、クオリティが非常に低いです。
コメディタッチで行くのか、
それともアダルトな雰囲気で攻めるのかと思ってましたが、まさかのシリアス路線。
かなり暗めの雰囲気で物語が開始されます。
もうこの段階で観るのを挫けそうになりました。
加えて、ほぼ無名に近いキャスト達が酷いですね。
よく言っても、学芸会レベルで、だからこそ無名なのかと、妙に納得。
この時点でもう時計だけが気になってしまい、決して長くない上映時間(64分弱)が早く過ぎないかなぁとか考えてました。
下手くそな演技と、何にも練られていないストーリー、工夫の痕跡すら見つけられないカメラワークをかろうじて我慢しながら観ていましたが、唯一、アクションシーンだけはまだマシかなと。
ま、あからさまな寸止めや空振り、当たったフリなんかも観受けられますが、
ボス戦的な所はややマシなのかな。
でも、まあ、全体的にはどうにも救いようがないですね。
実写第1作はVシネマみたいなものですが、
それでも、ポール牧や関根勤、プリティ長嶋、モロ師岡なんかが出ていて、
それなりに笑える造りだったのに、
なんで映画の方がビデオより低品質なんだか。
まったく「新生」出来ていない駄作。