イギリスと北アイルランド問題を取り上げた作品。
主人公の新兵が治安維持のため北アイルランド、ベルファストに派遣される。
気楽な気持ちで治安維持に向かう主人公は現地に到着しはじまった
暴動の凄まじさに茫然となる。
アクシデントから銃を奪われ取り返す為追跡するうちに境界線を越えてしまい住人から暴行を受ける。
止めに入った地域住人の助けで助かったと思ったその矢先共にいた兵士が銃で射ち殺される。
思考の追いつかないまま
とっさに逃げ出す主人公。
果たして彼は逃げ切れるのか？
濃厚で衝撃的、緊張の連続でサスペンス的な側面もありますが
登場人物たちの心の迷いや不安が切実に伝わってくる作品でした。
ラストシーン
自分の心に従った主人公の決意が朝焼けの景色と共に
深く訴えかけてきました。
何が正義で誰が味方で何を信じればいいのか。
自分が闘っている人たちは敵なのか？
迷いは死を生むのかもしれない。
でもそうでないかもしれない。
若い彼らの命が不条理に取り上げられる。
この作品が気に入ったら未視聴の方はケンローチ監督作品みてほしい。
蛇足
ダンケルクに出ていたバリーコーガンくんがとても印象的でした。
今後がすごく楽しみ役者さんです。
あとジャックロウデンくんもいた。
さすがイギリス映画。
