フクイヒロシ

ナイスガイズ!のフクイヒロシのレビュー・感想・評価

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)
4.0
キム・ベイシンガーが突然カメラ目線になって、「アメリカ国民は自動車三大メーカーに恩義がある。デトロイトは死なない。」と啖呵を切る。

映画の舞台は1970年代。

実際はキムの啖呵もむなしく、2009年にGMとクライスラーが破綻、2013年にはデトロイトも財政破綻。

自動車産業がアメリカを作り、アメ車が世界の憧れとなり、国民にとっても生活の足であり誇りであった自動車産業は今や時代遅れの負け組となってしまったのである。



ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウのコンビは、知らないうちにこのアメリカを代表する大きな自動車業界を敵にすることとなる。

しかしこの2人も、アメ車を乗りこなし銃を撃ちまくり、フロンティアスピリットここにありと言わんばかりに己の力で生き抜いている非常に〝アメリカ的な〟存在。

このアメリカ的な2人が、後に衰退し破綻する自動車業界と闘うのは一体何の象徴だろうか。
なぜ今こんな映画が生まれたのか。


それはきっと、国民が「アメリカよ、驕るな」と心配していることを表現しているんでしょうね。
忘れるなよ、あのときおれたち失敗したじゃねぇか、と。
また失敗することないんだぞ、と。


ウィキ情報、興行収入5000万ドルが本当ならば、パート2は難しそうなのでこの映画でライアン・ゴズリングとラッセル・クロウのイチャイチャを堪能しておきましょう。


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フィルマガ連載第44回目です!
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