【巨悪】
マーチとヒーリーの凸凹コンビが事件を解決する映画。
私立探偵と示談屋が手を組む設定。
適度に笑えて、適度に馬鹿らしくて、適度に真面目でいい塩梅なのではなかろうか。
いまや色んな映画に引っ張りだこのライアン・ゴズリングと、歩く熊さんことラッセルクロウ。
特にラ・ラ・ランドのあのキャラからのこのキャラの外し方はなかなか必見。
こんなにアホなキャラも似合うのか…となる。
トイレのドアを開けながら前を抑えようと悪戦苦闘するシーンはアホすぎて笑える。
しかし、完全に2人を食う勢いだったのが、マーチの娘ホリー。
探偵の仕事中についてきて、ひと騒動起こすのだが、彼女がいなければこの事件は解決できなかったと言えるくらいの活躍。
しかも容姿が可愛い！
今後に期待できる逸材を発見した。
ただ、テーマがポルノテープの奪還だったり、
『おれの巨根見る？』
『（子供が）あんなこと言うのかよ。世も末だな。』
みたいな台詞も出てくるしょうもない映画でもある。
設定が70年代ということもこの映画の雰囲気をあげるのに一役かっているのではなかろうか。
まあ、難しいことを考えずに楽しめる一品。
2017.8.9
