物語の本筋とは関係ないしょうもないギャグが連発されるんですが外れないんですよね。監督のデビュー作である「キスキス,バンバン」を更にパワーアップしたような不謹慎ギャグと下ネタの数々。ゴズリングが奇妙な事件にビビりながら立ち向かう姿は「キスキス,バンバン」のRDJそのもの。あの世界観が７０年代を舞台に繰り広げられてね。それは面白いですよ。
こんなゴズリングは見たことないってくらいコミカル。黙ってるだけの人じゃないんだって思わせてくれます(ドライヴやオンリーゴッドの悪影響)。どこが最高だったか挙げていきたいけどキリがない。トイレの場面とかラッセル・クロウの足首をまさぐる場面とか笑っちゃいましたね。実はキレ者と思わせてのやっぱりバカ演技！最高。
人の死を軽く描いてるのは否定できないけどゴズリングの娘、ホーリーが人の死を前にしてどう行動するか。ナイスガイズにするためにダメな大人を導くモラルある行動とのバランス。映画全体としては決して下品にはなってない。
ラッセル・クロウとゴズリング、そして娘。いいチームワークだったので是非続編を。
とても心地良い映画でね。作業用BGMならぬ作業用映画として優れてる。褒めてますよ！
