めちゃくちゃ大雑把にいうと、L.A. コンフィデンシャルに探偵はバーにいるとキックアスを足して3で割ったような話。
王道サスペンスだが、非常にわかりやすいし、キャラが魅力的。
こういう雰囲気の映画を久しぶりに見た気もするし、とても新鮮にも感じた。
ライアン ゴズリングの冴えない探偵役もなかなか良いが、ラッセル クロウのくたびれた雰囲気もなかなかいい。
パーティーなんかのシーンではしっかりキマってるのもかっこいい。
ダメおやじたちのバディものに見えて、しっかりした娘が積極的に出てくるところも面白い。
娘のおかげでアホすぎることもないし、今までアホだったのが急にまじめになりすぎることもない。
娘のおかげで話に一貫性が出るし、キレイに締まる。
できることなら、続編が見たい。
同じL.Aの地で、この映画の舞台である1970年代より40年経った時にはジャズピアニストとして大成し、さらにそこから25年後にはブレードランナーとなるんだから、L.A.にはライアン ゴズリングの銅像立ててもいいと思う…。
