おみおくりの作法(2013年製作の映画)

STILL LIFE

上映日:2015年01月24日

製作国:
  • イギリス
  • イタリア
  • / 上映時間:91分
    監督
    ウベルト・パゾリーニ
    脚本
    ウベルト・パゾリーニ
    キャスト
    エディ・マーサン
    ジョアンヌ・フロガット
    カレン・ドラリー
    アンドリュー・バカン
    Neil D'Souza
    デヴィッド・ショー・パーカー
    マイケル・エルキンス
    あらすじ
    「死」と向き合うことで「生きる」ことを知っていく......再生の物語 身寄りなく亡くなった人を見送る仕事の民生係ジョン・メイ。事務的に処理することもできるこの仕事を、ジョン・メイは誠意をもってこなす。しかし、人員整理で解雇の憂き目にあい、ジョン・メイのすぐ近くに住むビリー・ストークが最後の案件となる。彼の人生を紐解くために、ジョン・メイは故人を知る人々を訪ね、イギリス中を旅する。そして、生身の人間と関わっていくことでジョン自身も新たな人生を歩み始める......。

    「おみおくりの作法」に投稿された感想・評価

    良く言えば手堅く作られたムダのない映画。悪く言えば何処までも地味な映画。自らの「死生観」を問い直すにあたってこの映画に臨んだのだが、どんな逆境に置かれても堅実に仕事を続ける主人公の姿は確かに感動的だ。だが盛り上げ方が今ひとつ中途半端というか、例えばもっと華のあるヒーロー/ヒロインを据えて見せ場を作るとか、ケン・ローチがそうしているように社会派的な問題をもっと盛り込んでリアルに社会問題を炙り出すという選択肢はあったように思われる。それがないせいでどうしても「地味」(まあ、言い方を変えれば「渋い」とも言えるのだが)な印象を感じさせる。ラストもなんだか取ってつけたようなものだし、映像面で光るものもないし……そういうわけでこの点数に落ち着いてしまった。駄作だとかそんなことを言うつもりはない。ただ、どうも「渋過ぎる」。そこで好みが別れるのだろう。私はもっとデーハーさを重視したいので点が辛くなってしまった。
    刻々と流れていく時間の中で「生きる」という事について深く考えさせられた作品でした。

    キレイな描写で、物語が淡々と進んでいく感じがとても空虚感や切なさを表していたと思います。

    身内がいなかった人たちもいる死者の気持ちを尊重して、丁寧にお見送りをするジョンメイはなかせてくれますね。

    ラストで彼が亡くなるとはおもいませんでした😢
    作中では孤独な感じで見られていたけど、最後はジョンメイが見送った人達が、彼の墓に集まっているシーンからは、ジョンメイは1人ではないよと伝わってきました。
    最後にぐっと来る
    孤独死と死へと向き合う家族の心情が分かりやすく描かれていてとても良い映画だった。ラストも衝撃の一言。

    このレビューはネタバレを含みます

    ネタバレです。未見の方は読まない方がいいかもです。




    主人公の丁寧な仕事のように、とても丁寧に作られている作品。
    駅に佇む主人公の横で、なぜかカップルが痴話喧嘩していたり、アル中の人にウィスキー差し入れして一緒に飲んだり、主人公の孤独さや人柄がにじむ作り方がとても好きでした。進むにつれ、だんだんと色合いを増していく色調も好き。



    だからこそ、主人公の運命を安易にあのタイミングでああしなくても!と思ってしまう。主人公に肩入れしすぎたかな。勤勉な人間が報われてほしい、わたしの願望が。彼を可哀想な人にしないでほしい。
    彼をしっかり見ている者もいた、と言いたいのかもしれないけれど、死を丁寧に扱っている作品だからこそ、簡単にポチッと殺さないでほしかったです。本意じゃないのに泣いてしまうような、そんな涙が出てしまいました。
    原題はSTILL LIFE。身寄りのない人々の最期を見送る仕事をしているジョンメイの話。ジョンメイは墓地の一番いい場所に、自分の墓を買っている。

    セリフは少なく、視線や動作、物の配置、間の取り方で必要なことを感じさせてくれるので、本当に静かに話に浸れて彼の優しさとか胸が痛むような日々に触れられる。

    最後本当に原題がぴったりで涙が止まらなくて、邦題と日本版パッケージ考えたやつぶっ殺すからなって感情に支配されてしまった。
    主人公の優しさに自分まで心が清めらていく感じ。
    いよいよ彼にも幸せが…というところで衝撃の展開。この流れは好きではない。ただラストは皮肉なようで、もの悲しいようで、感動的でもある。
    私好みの作風。
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