すとんこ

の・ようなもの のようなもののすとんこのレビュー・感想・評価

3.5
師匠の死から姿を消した万年″二つ目″の落語家・志ん魚(=伊藤克信)を見つけ出し、再び落語をやらせるって話☆

「の・ようなもの」の続編。
相変わらずのグウダラ生活をしている志ん魚。そんな彼を、一門のパトロンをしている会長(=三田佳子)の「しんととちゃんの落語が観たいわぁ」との気まぐれ発言で、一門あげての捜索&復帰作戦が開始されます。前作での無軌道っぷりと違って、本作では一本の芯が通っています。

落語は捨てたと言いつつも、落語愛は捨てきれていない志ん魚、独自の新作落語「出目金」を完成させようとやんわり努力します。

前作から相当時間が経っているにも関わらず、キャストの大半が続投で出演していることが喜ばしい。新キャストも良かった(北川景子のチャキチャキした感じ、イイネ)。
また、前作とは監督が違うこともあって随分とテイストが変わりましたが、これはこれで良かった。

折に触れ再鑑賞したくなるような、全編に漂うオフビート感がクセになる一本(* ̄ー ̄)☆



○キャスト○
出船亭志ん田(でふねえいしんでん):松山ケンイチ
夕美:北川景子
出船亭志ん魚(でふねていしんとと):伊藤克信
出船亭志ん米(でふねていしんこめ):尾藤イサオ
出船亭志ん麦(でふねていしんむぎ):野村宏伸
会長:三田佳子
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