東朴幕院

ハイ・ライズの東朴幕院のレビュー・感想・評価

ハイ・ライズ(2015年製作の映画)
3.1
ストーリーがカオスを描いている為か付いて行くのに非常に疲れる作品だった。
40階の高層ビルに住む住人のヒエラルキーを描いた野心的な作品だった。それをトム・ヒドルストン演じる医師を通して描いていく。70年代の小説が原作との事だが未読。予備知識無しでの鑑賞だった。
本作品の主題は、現代の経済システムである資本主義、政治システムである民主主義における限界、人間の性、業である階層意識を皮肉的に描いている。
しかし、これが面白いかと言われると非常に微妙、ただ単にカオスを見せつけられているだけな印象であり、もう少しテンポ良く描写出来なかったのかと残念な感じだ。
犬たちの下りが可哀想になったよ。
トム・ヒドルストンの細いながら筋肉質なボディは格好よし。面白いアングルでヒドルストンのシャワーを浴びるシーンが良かったが、その後はそれも影を潜めてしまったのも残念だ。
東朴幕院

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