あちゃん

地上の星たちのあちゃんのレビュー・感想・評価

地上の星たち(2007年製作の映画)
4.5




🌎 こばちゃんとアジアを旅しよう!

《 アジアに行き隊 in インド🇮🇳 》



【第3弾】地上の星たち
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イシャーンは9歳の男の子
成績優秀な兄とは違い勉強が出来ない
教科書が読めない、文字が書けない
計算もできない、ボールも投げれない
集中力も無ければ靴紐も結べない。
外に出れば問題を起こして怒られる。
小3にして留年しているイシャーンは
寄宿学校へ転校させられる。
家族に捨てられ彼は絶望していく…

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単刀直入に 最高 です!

子供を育てる親世代には是非とも見て欲しい
教育とはなんなのか、思いやりとはなんなのか。
あなたの教育は押し付けではありませんか?
宝物を腐らせては居ませんか?




インド映画は見るまでが苦痛だ。
長いしミュージカル調は苦手だし。
だけど見たらいつも思う。
早く見とけばよかったって💡

今作も165分の長作ですがあっという間でした。
まあ面白いよね
監督兼俳優でアーミルカーン出てるんだもん。

いつみても男前だわ〰︎︎
ダンスも歌も上手くて映画監督家系で
インド映画と言えばこの人よね。
なにがすごいって、この人の出てる作品
ほとんどが平均評価4.0以上。
惹かれた脚本しか出ないそうです。
自分の魅せ方を心得てる。





主役のイシャーンは他の子と同じことが出来ない
学校をサボったり先生に反抗したりして
その度、父親に殴られて怒られる。
誰もがイシャーンが馬鹿だからだと決めつける

そんなイシャーンの異変に気づいたのが
同じ失読症のアーミルカーン演じるラーム先生だった


アインシュタインもダ・ヴィンチも
エジソンもピカソもウォルト・ディズニーも
全員読み書きが苦手だった
だけど他の才能があった。
違う視点で世界を見ることができた。
読み書きが苦手な著名人たちは
絵や物事に命を吹き込み世界を変えた。

自分にもその才能があると聞いたイシャーンは
徐々に顔に光が戻ってくる。

どんどん字が書けるようになっていって
読めるようになっていくところは
見てるだけで泣けた。
罵倒を浴びせ続けてたら木は枯れるんだ




そして絵画大会の日
イシャーンが書いた絵がめちゃくちゃ素敵だった
彼にはこんな世界が見えてるんだなって。

そしてラーム先生が描いた
イシャーンの絵を見てまた泣いた。
みんながバカにするイシャーンだけど
先生にはこう見えてるんだなって。



子供はみんな宝物。
それぞれに良さがあるのに
それを縛り付けて辞めさせたり…
良さの価値を分かってないのは大人。

障害者学校の生徒の親と
普通学校の生徒の親
どっちがより愛が溢れているか
どっちがより良さを磨いてやれてるか
その対比が現れてるシーンを見て欲しい。

もう一度聞きます
貴方の教育は押しつけではありませんか?


〖こばちゃん🇮🇳〗
見ないジャンルだと思うけどどうだったかな?
私は身体中の細胞が震えました(૭ ᐕ)૭