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デッドプールのwalkのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
4.1
X-MENシリーズのファンであるが、X-MEN ZEROのデッドプール(ウェイド)の刀ブンブンが意外と好きであり、何となく後回しにしていた。

アメコミというか原作的にはきっとこっちが"デッドプール"なのだろう。
役者は変わらずライアン・レイノルズで、やはりデッドプールと言えばこの声このトーンでの軽口って感じ。
しかし吹替の加瀬康之さんも素晴らしい。
(NARUTOのカンクロウ、テイルズオブアライズのテュオハリム、ダヴィンチ・コードのシラスなどをご担当)

お下品で軽そうに見えて、実は弱者を見捨てられない良い奴。
Blu-rayの未公開シーンなどを観ると、フランシスの軌跡を追うシーンやヴァネッサへの想いのシーンなどは、おちゃらけシーンを控えて復讐に寄せているのがよく解る。
この事で根っからの"しょうもない奴"ではなく、きちんとした人間性の対比としてのなんとも憎めないキャラ設定を生み出している辺りが、緻密に計算されていると感じた。

俺得だが興奮した点はコロッサスが出たこと。(X-MEN2の「俺も行きます!」が大好物)

少し残念だった点は、X-MENシリーズとしてはやはりミュータントお祭り感が物足りなかったこと。

ただあらゆるメタパロディを差し込んでくる姿勢はデッドプールのユニーク性で、思わず笑っちゃいました。
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