れれれざうるす

デッドプールのれれれざうるすのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
3.8
アメコミのヒーロー系はトビーのスパイダーマン以外基本的に苦手なんですが予想通り大好きでした。
ドラマ性と恋愛色が思いのほか強くてラストではつい目がウルウルに!
世界のため住民のために闘うのではなく、“自分のため”だけ!

恋人との幸せな時間を過ごしていたのに末期ガンを宣告される。ここのやりとりなんてもう切ないラブストーリーそのもの。その後に不死身な醜い男にされてしまうから皆ウェイドという男を好きになってる訳なんですよね。外見の醜さゆえに人々の軽蔑した視線が襲い掛かり、彼女のヴァネッサに会うのを躊躇う。その葛藤を見てしまうとデッドプールが軽いノリで大暴れしても“正義のヒーロー”に思えてしまう。
どれもこれも彼女との愛を取り戻すためだけの行いなのだから。なのに愛は思ってたよりも深かったなんてそりゃあ泣けるでしょうよ!!最高すぎか!!

デッドプールは他のマスク系の奴らに比べて表情豊かなところが好印象。動作もかわいい。自分でデザイン考えて自作したなんて器用すぎて別の職業に就けそう…。

下ネタやバイオレンスシーンは思ってたよりかは少なかったのが残念。どうでもいいけど醜いアボカド同士がセックスして生まれたみたいな顔ってとこで一番笑った。

公開前から話題になってた数々の映画のオマージュや小ネタ、、
何せメタ発言が凄まじいから俳優や映画の名前をそのまま出しちゃう楽しさが大量にありましたね!
まず、ヒュー・ジャックマンはディスられてるのかリスペクトされてるのか…。世界で公開されてる映画でチ○毛が熱帯雨林(とは言ってない)をバラされるなんて私なら死にたい。
「X-MEN」はもちろんのこと「127時間」「エルム街の悪夢」「マトリックス」「グリーンランタン」「スターウォーズ」など様々な映画の小ネタや、
「ノッティングヒルの恋人」「スパイダーマン」の台詞を引用したりと映画好きの人へのサービスが凄い。

ネガソニックなんとかかんとかちゃんがエイリアン3のリプリーだとかシンニード・オコナー(ミュージシャン)だとかでイジられてたけど全員坊主頭繋がりなんですってね。有名どころといいネタぶっこみすぎてわからないからモヤっとした。

アクションシーンは躍動感と疾走感溢れててテンション上がりまくるし音楽でもノリノリになれる。
心残りといえば初日の昼からの上映観に行ったのに手乗りデップーがすでに無くなってたこと・・・