ケンタロー

デッドプールのケンタローのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
4.5
昨今のシリアスでハードさばかりが目立つアメコミ映画へのアンチテーゼ、いや、ウンチテーゼ!

地球滅亡? 世界平和? 知ったこっちゃねぇよ!
差別や戦争とか、正義の意味やら苦悩や葛藤、そんなんばかりを神妙な顔して観てて楽しい?
”コレ映画なんだぜ?w”
そんなデップーと製作陣のメッセージを感じる、愛と笑いに溢れた傑作!

初日に手乗りデップー欲しさに1回目キメて、期待を大きく上回る面白さに興奮冷めやらず、翌日2回目をキメるという(俺ちゃん2日連チャン 笑)

この感じは「マッドマックス 怒りのデスロード」観た時に近いかもしれない。共通しているのは、単純なストーリーで、製作陣が真剣に、丁寧に、バカ(マッド)な映画をつくってるってとこだと思う♪

冒頭にも書いたけど、マーベルの広大な世界観を舞台にしながらも、せまーい世界と限られたキャラクターで、うまーく料理してるのが好感が持てる。
素材ばかり多くて高価でも美味いもんは出来ねぇんだぜ?
そんな意気込みをタイトルロールからひしひしと感じる。

ストーリー構成や音楽の使い方も効果的で、初っ端から、観客が早く見たいと思ってるデップーをアップで映し、タクシードライバーのドーピンダーとの絡みで、サクッとキャラ(性格)を紹介しちゃうあたりがスマート。

ニール・セダカのカレンダーガールにのせて表現する、恋人ヴァネッサとのラブシーンもとてもキュートだ♪

R指定ではあるけど、そんなにグロさは感じない。
暴力シーンは、前後のユーモアにサンドされてて、ペロッと食べれちゃう。

ストーリー構成や音楽の使い方は、タランティーノ監督の「パルプフィクション」的なオシャレ感があるし、暴力と笑いの見せ方は、北野武監督の雰囲気に似てるかもしれない。

近所の不良が喧嘩やってるような規模の小ささ。
"俺はオマエに絶対復讐する!んで、彼女が大好きだ!"
これだけでも説明できちゃうくらい(笑)

何気に、今後も交わることのないであろう、

X-MEN陣営(FOX)
アベンジャーズ陣営(MARVEL DISNEY)

この、二大世界をさりげなく繋げちゃってるあたりは、本当にスゴイと思う!
※決戦の舞台と、ニック・フューリーをネタにするあたりね…

ライアン・レイノルズと製作陣のデップーへの熱い想い、愛が実って続編決定したのは嬉しいけど、あまりスケールの大きな話にはしてほしくないな~(笑)

ケーブルとの70~80年代のバディものの刑事映画的なノリでつくってもらえると嬉しい(*'▽')