しゅんすけ

デッドプールのしゅんすけのレビュー・感想・評価

デッドプール(2016年製作の映画)
4.2
「デッドプール」

「2」がいよいよ公開されるということで前作を観なおしました。
108分の映画ですが、すごくきれいにまとまっている映画だと改めて感じました。そこまで強烈なバイオレンスであったりエロシーンがないことに物足りなさを感じる人もいるかもしれないですが、何がなんやら多すぎる「アベンジャーズ」シリーズやひたすら鈍重な「ジャスティス・リーグ」シリーズに比べるとアメコミ映画入門としていいなと思いました。

まず、デッドプールのデザインが秀逸。
かわいいし、かっこよくもあるし、キティちゃんのリュックやXに構えた日本刀などのこのかわいいとかっこいいのごちゃまぜ感がたまらん。
体のラインがよくも悪くも際立って(やたらと股間やお尻がアップになる)最高におかしいんですよね。ライアン・レイノルズがヴァネッサとの記念日セックスシーンで魅せる抜群の肉体美だからこそのものだと思いました。

あとは、映画関連のギャグ。「X-MENは時系列がよくわからない(フューチャー&パストのことを言ってると思われる)」「プロフェッサーXってJ・マカヴォイ? それともP・スチュワート?」「屋敷に住んでるの2人だけ? 予算がないの?」などのメタ発言やX-MENいじり。「緑のコスチュームはやめろ」などのレイノルズいじりは楽しいですよね。

一時期はサンドラ・ブロックなどとラブコメで競演して大ヒット。世界一セクシーな男にも選ばれたのに、「グリーン・ランタン」や「ゴースト・エージェント/R.I.P.D」などの100億円以上の予算をかけた映画が大コケ。主演作というよりもデンゼル・ワシントン(「デンジャラス・ラン」)やベン・キングスレー(「セルフレス」)やジェフ・ブリッジス(「ゴースト・エージェント」)などの大ベテランの相棒役を務めたり、アトム・エゴヤンの「白い沈黙」とかヘレン・ミレンと競演した「黄金のアデーレ」などのミニシアター系に出演とちょっとキャリアが低迷しかけたところのこの1作なので、まあR・レイノルズのことを無条件で応援したくなりますよね。

このデッドプールの「軽さ」「ノリのよさ」がアクションにも宿っているのもいいところ。最初の「銃弾が12発しかないから一緒に数えよう」はすごく楽しいし、かっこいい!! 監督は「2」で変わってしまうので残念ですが、「ジョン・ウィック1」「アトミック・ブロンド」のデヴィット・リーチというアクションの天才が監督するので、どうアクションが「2」で進化してるかもめっちゃ楽しみです。