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ペーパー・タウンのmikoyan358のレビュー・感想・評価

ペーパー・タウン(2015年製作の映画)
3.5
以前アンビリバボーで見た「地図上にしかない架空の街」アグローを舞台とした、アメリカでベストセラーになった青春もの。誰もが羨み生きるのに何の苦労もいらないよね?と言いたくなるような美貌の女の子が失踪し、自分はそれより「下層」だと思い込んでいた幼馴染がその存在を追いかけるという個人的にも好みのロードムービー的展開だが、一見ありがちなプロム間際の恋愛かと思いきや軸足は彼ら彼女らのお互いの理解と成長に置かれていて、えーそれなのか...という余韻含めてやや甘酸っぱさが強く、地味ではあるがその辺にたくさん転がってそうな安いラブコメよりはずっと心に刺さる。こんな青春時代の一日、羨ましくて仕方がないなあ。どこか神秘的で、そして実は決して孤高ではない一人の悩める女の子という存在を好演しているカーラ・デルヴィーニュ(相変わらず眉毛オバケw)が相手だと、尚更その憧れは強くなる(笑)。
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