まじせつねぇ〜そして暗い。
お調子者FouFouと呼ばれパリで名を馳せた彼なのに、ずっと寂しい。
藤田が裁縫をしているとき後ろにあったアッツ島玉砕。ただの戦争画にはやはり見えなくて、レオナルドダビンチ、ルネサンス時代の壁画のように見える。藤田がダビンチの壁画を見て学んだことは前知識として知っていたとしても、やはりあの絵が神々しく見えてしまって、やはり芸術とは難しいものだな。人の心を打つが故のプロパガンダになりうる芸術。
とても良い映画だったけど、オダギリジョーのフランス語が下手くそすぎて、色気を全く感じられないのが残念。(オダギリジョーも藤田嗣治も好きだから本当はこんなこと言いたくないんだよ泣)