みやび

ピースオブケイクのみやびのレビュー・感想・評価

ピースオブケイク(2015年製作の映画)
3.0
恋愛で悩んでいる(?)から、恋愛ものばかりみてる。愛ってなんだ、恋ってなんだ。

梅宮とキョウシロウ、両方に共感できる部分がある。梅宮の「なんとなく流されて生きてきた。自分から好きになったことなんてほとんどないし、好きと言われたら付き合う、だけ。植物を飼ったりもするけどすぐ枯らしちゃう。なんでみんな自分なんかを好きなんだろう、と自分も周りも信用できないところ」。そしてキョウシロウの「好きと言われたり頼られたら断れない。嘘つかなきゃいいのに、やましいからつい嘘ついちゃう。そして余計なことでもめたくないみたいに言い訳」なところ。

梅宮は本気で人を好きになることができて、変われた。愛されることじゃなくて愛することによっても、むしろそのほうが、自分を確認することができる。
私も本気で人と向き合いたい。怖いけど。

キョウシロウみたいな男は(まあ女もだけど)、どうせ遊び人、みたいに恋愛で思われがちで、意外に寂しいんだと思う。本当は梅宮を好きになったように、誰かと思いあいながら過ごしたいんだよね。
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