ryosuke

セッションのryosukeのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.9
アカデミー賞3部門を受賞し、映画評論家達から大絶賛を受けた本作を早稲田松竹にて鑑賞。

ヤバイ。久々にヤバイ映画を観てしまった。エンドロールが始まると思わず生唾を飲み込んでしまうほど、圧倒され、引き込まれた。

本作の最大の魅力はやはりJ.K.シモンズ演じるフレッチャーのキャラクターだ。フレッチャーはまさにジャズ版「フルメタルジャケット」のハートマン軍曹。しかし、もはやこいつは「ヴィラン」と言い切っていいほど凶悪だ…。飴と鞭っていうか、なんかもう多重人格者のサイコパスなんじゃないの?って感じ。ラストの「お前が密告者なのは知っている」のところ、怖すぎて涙出そうになったよ。

主演のマイルズシラーもなかなかにクレイジーだと思う。もう完全に音楽の狂気に取り憑かれてしまっているんだよね。お父さん、健気だわ。この映画唯一の良心なんじゃないか?

とにかくこの映画は、素晴らしい。ただ、ちょっと後味の悪さは否めない……。なんかスッキリ終わった気がするけど、なんていうか、もう色んなことが詰まりすぎてて脳内がキャパオーバーになる映画。最高でした。