アスカ

セッションのアスカのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.0
いやー、これは劇場で観たかったなー。
鬼気迫るとはこういうことか。
鬼教師フレッチャーの指導も、手が真っ赤になっても演奏を止めないアンドリューも、どちらも常人には理解しがたい。しかし常軌を逸した狂気の先にしか、真の成功者は生まれない。"good job"と満足されてしまった時点で、凡百の中に埋もれてしまうということを、非常にストレートに表現している。
巧みな静と動の対比、印象的なカメラワークも二人の狂気をより際立たせてる。
素晴らしい一作だ。