やまモン

セッションのやまモンのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.6
自宅にて観賞
(簡易レビュー)

①血湧き肉躍る、師匠と弟子のバチバチな殺気濃厚な、緊張感漂う作品である。

②最初はヘタレだった主人公が、やられたら倍返しとばかりに、師の教えに忠実に、師を超えていく姿は爽快である。

③作中はJAZZに溢れている。先日劇場で観たブルージャイアントとはまた別の方向性から、音楽の面白さを感じさせてくれる。

④最後の演奏シーンの長回しは、演奏の熱量が素晴らしく、歴史に残る名シーンであろう。

⑤それにしても、素晴らしい先生である。ここまで本気でヘタレな学生に向き合ってくれる人はなかなかいない。師弟の間には常に仄かな殺気が漂うものではあるが。
ラストは先生も感無量であったのではないか。