かりんとー

セッションのかりんとーのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.9
素晴らしい作品に出会ってしまった
体感時間は約40分
始まりから終わりまで絶えない緊張感と圧迫感
張り詰めた空気が観客側にも漂っていた

マイルズテラーとシモンズの演技が熱すぎる凄すぎる

ガチなドラマーからしてみればクソ映画らしいが
主人公ニーマンの自己中っぷりもクソなほどなもんだったけど根性の強さは誰にも負けない
コーチというもんは鬼な
鬼じゃないコーチはコーチじゃない
それは団体で何か取り組んでる人、経験がある人には分かるだろうけど
本当の"上"を目指す人たちって、自分の極限を決めてないからどこまでもやるんよね望んでる、理想の地位まで登りつめるってのが目的なわけで決して妥協もしないし何かを犠牲にしてでも奪おうとする
それが当たり前。2人はそれがわかってた。だからあそこまで体当たりしてた
あの2人だからこそできたこと
コーチは決して間違わない

私は今まで逃げてきた
何をやっても逃げた
逃走のプロ
極地に追い詰められると思ったらすぐ辞めるくそみたいな性格
だからこそニーマンには尊敬の意を感じる
あそこまで自信を失わず突き進もうと我が道を行ける根性が私にはない

フレッチャーはニーマンを分かってた
最初から、最初から、最後までずっと

私は昔シンクロをやってたんだけどね、立ち泳ぎを1人で何時間(実際分単位だと思うけど)もさせられたの。チームのみんなはもう水から上がってるけど私だけ。ずっと。本当にしんどくて辛くて脚も腕もちぎれるんじゃないかって思った。そして怒鳴られる。涙が止まらない。
ニーマンがテンポを合わせるためにドラムを叩き続けるあのシーン。自分の経験を思い出して本当に辛かった。
涙が止まらない。
私はそこで諦めたけど、ニーマンは諦めなかった だからこそあのエンディングが待ってた
終わりの最高の15分