HAL

セッションのHALのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.2
ゴールや正解の無い音楽など芸術と言われる領域を極めるには、ある種狂気的にならざるを得ないのかなと改めて思った。

自分を追い込んで追い込んで努力を重ね自分の限界を超えなければ偉大な歴史に名を残す人にはなれない。

フレッチャーはその信念で何の疑問も悪気も持たず生徒へ指導を続けてきた。
それはある意味音楽に対して純粋だし真摯に向きあっての事なんだろうけど常人には理解できない事なんだと思う。

ラストのシーンは圧巻。
アンドリューとフレッチャーはあの瞬間お互い理解し通じ合えたんだろうな。

凄い熱量の作品。
映画でないと伝えられない作品。

見ていて辛い所も多々あるし、好き嫌いが出る作品だと思うけど私は見て良かった。

映画館で見れなかったのが悔やまれる。
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