夢は「欲」だ、と言った人がいたけど、この映画はまさにそれだと思う。
キラキラした「夢」の陰にあるものは、よく言えば誰よりも努力するひたむきさ、悪く言えば臥薪嘗胆くらいの執念。
また主人公のキャラクターが、夢以外のものを軽視しまくりのどエゴイストで、その狂気を一層激しいものに。
しかし、瞬きするのを忘れるくらいの凄い緊張感だった。。
生徒たちの楽器の質感とか、汗の匂いとか、緊張感とか全部伝わってきそうなくらいの臨場感。。本当にリアル。
この映画はとびぬけて狂気だけど、ジャズってこんなに激しいものなんだ、、(何か漫画でも読んだような)って普通に驚いた。
しかしラストの、魂と魂のぶつかり合いは、ジャズならではなのだろうし、震えるほどカッコイイ。