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セッションのplantseedsのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
3.7
『今でも偉い』
(劇中)

観よう、観ようと思って敬遠していた作品ベスト10があるとしたら、
自分の中で確実に入る一本。
ようやく見たー!!

なぜ、そこまで敬遠していたかといいますと、
音楽経験がある上、実は、ここで言うのは初めてですが、
ドラムをやっていた身なのです…
その理由うえ、ひねくれて、観ていませんでした(笑)
自分が真面目に取り組んだものほど、余計に見たくなくなる矛盾…

自分は音楽学校にいっていたこともあり、
正直に言いますと、
「こんな先生、普通にいないよ~!!!」
という、感想です(笑)
なので、余計な経験が邪魔をし、皆さんほどはまりきれなかった!
ドラム経験なかったら、ちゃんと入り込めたのか…
フラットに作品を見れるようにもっとしたい。

チャゼル監督がやりたかったことは、
町山智浩さんが言っていましたが、音楽の表現というよりも、
むしろ、ボクシングとか、スポーツに近いっていうことです。
体育会系のマインドというか。
正直、こういうマインドというかで、実際指導をする教師は珍しいのかと。

この作品は、クライマックスにすべてがという感じで、
そこを言及しすぎると、ネタバレ…
ですが、思ったことは、すべての指導・セッションが、
すべてこのクライマックスの予兆であり、指導は続いていたのかなあという自分の解釈です。

ドラムに関して正直、
あそこまで、身を粉にして練習しても、逆効果じゃないかな…(笑)
適度な負荷をかけ、弛緩する。
インプットし、アウトプットする。その繰り返し。
いい意味で力を抜いて、練習に励んだ方が、一見手を抜いているようで、
本当は成長すると、自分は楽器に関しては思います。
最近の科学的にも、こっちの方が理にかなっているのではと思います。

体育会系のマインドや、ガチガチに身を固くするよりも、
力を抜いて、リラックスして臨めば、体はスポンジのように物事を吸収し、結果成長する。
自分の経験から、音楽だけはなく、感じるところ。
楽しむことが、結果、理にかなっている。

映画の内容から外れてしまいましたが(;''∀'')
音楽はもちろん大好きなのですが、劇中から感じるマインド感は正直自分とは違う。セッション好きの方は申し訳ない。
時間をおいてまた見てみよう。
長文を読んでいただいた方、ありがとうございます!
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