原石が見出されて磨き上げられてスターダムにって言う感動作かって思ったら、一筋縄では行かなかった。私は褒められて伸びたいタイプなので、フレッチャー先生怖すぎです。すぐ泣いて逃げ出しちゃう。J・Kシモンズ好きだから、コレはきっと深慮遠望愛のムチかと思ったら、そのまんまの星一徹だった〜！パワハラ理不尽〜。
ニーマン君は超天才って言うわけでもないし、おだてれば舞い上がるし人のしくじりにはほくそ笑むし、なんだ、お前は。
プライドとコンプレックス、音楽で世に出てやろうという若者の野心と苛立ちと。いや、ほんとにイライラさせてくれます。
でも結果としてフレッチャー先生と出会った事が彼を本気にさせて、ラストのセッションが生まれた訳だから。
ラスト10分はいわゆる「ゾーン」だったんだろうな。
マイルズ・テイラー君ってこのヘタレ感がいいんだろうか、この手のちょっとダメ青年の成長ストーリーに結構出てるよね。
ちょっと前に日野皓正氏の中学生往復ビンタ事件って言うのがありましたが、あの中学生はこの映画絶対観てると思う。
