このレビューはネタバレを含みます
「ファーストマン」を先月鑑賞したのでチャゼル監督作品をと思い、やっとこさの鑑賞
予告や評判通り、今まで虐げられてきた者が反抗するラストシーンには悶絶した。今まで努力してきた成果としての反抗、そしてその成果をの世の中に魅せることのチャンスなんだから、それを(クソくらえ)と言うセリフ成功させたアンドリューには震えた
でも待てよ、と。あの最後フレッチャーと一緒に最高のものにしてるやんけ、おい待てフレッチャー、アンドリュー…お前らどういう関係なんや…
誰かのレビューで「愛憎とはまさにこのこと」「究極の師弟関係」なんてあったけども、いやいや2人とも最強の"変態"でしょ
音楽なんてリコーダーくらいしか演奏したことないからフレッチャーは素晴らしい指導者なのかもしれないけど、あの指導が笑える嫌がらせに見えてしまうし、実際フレッチャーは最後の最後であんな騙し方をするんだからいい人とは思えない。アンドリューもあんな可愛い彼女を自分から振るってその時点で変態なんだけど、さらに事故ったにも関わらず大舞台で無理矢理演奏した挙句ブチギレって……「あんだけ練習したのになんでや!!」と思う気持ちもわからんでもないけど、ちょっと常人ではあんなのできないよね…
お互いがお互い変態だからこそのラスト、ほんとに偉大な人っていうのはある意味変態なのかもしれないなと思わせた映画でしたよ