牛猫

セッションの牛猫のレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
3.8
名門音楽学校に通うドラマー志望の青年が、理不尽な教授のジャズバンドに参加することになる話。

ジャズのことはよく分からないけど、テンポの良さとドラムのリズムが心地よくて異常な爽快感が残る映画だった。

JKシモンズ演じる問題だらけの鬼教授は言わずもがな理解不能。あんな人近くにいたら嫌だわ。
ただ周りとの関係を絶ってまで、酷すぎる仕打ちを受け続けて、血と汗を滲ませながらもドラムスティックを握り続けるニーマンも十分理解不能。普通だったら耐えられないだろうに。

終盤のエスカレートしていく展開はお互い引っ込みがつかなくなっているようにも感じたけど、2人ともなんだかんだ幸せそうで良かった。
ただ巻き込まれた人はたまったもんじゃないし、ニーマンが潰れてしまったらどうなってたんだろう。それも見越しての対応だったってことなのかな。

色々思うところはあるけど、今まで感じたことのないような高揚感が味わえる映画だった。
牛猫

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