朱里

セッションの朱里のレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.3
ヤバい。ヤバすぎる。
何なんだこの映画は。映画という枠を超えている。
とにかくラストが凄すぎて逆に記憶がない。完全に異空間でした。

指揮者から見た演奏者。
演奏者から見た指揮者。
様々な視点から映すようなカメラワークも最高だったし、汗や血の描写もなかなかリアルで痛々しい。でもそういうのがあってこそ音が体に響くのではと思う。

J .K .シモンズの鬼教授ぶりも凄まじいくらいに怖い。名演技中の名演技だった。
もし私が教わる側だったら絶対辞めてると思う(笑)
いやでも吹奏楽の外部講師で似たような奴いたな(小声)

習い事とかで本格的にという訳ではないけど、小学校から高校まで約8年クラブで音楽を経験してるからなんか凄く感情移入してしまう場面も結構あって、苦い思い出、良い思い出が一気に蘇ってしまった(笑)

音楽はやはり実力が全てなので下手な奴は出させてもらえない。
楽譜を暗譜するのは当たり前で、特に賞がかかってるコンクールで演奏する曲は死ぬほど練習した記憶もあります。
前も言ったかもしれないけど、高校ではゆる〜くバンドでドラムをやってました。
両手両足を違う動きしなくちゃだから、かなり練習しないと当然、叩けるようにならないよね。
バンドで普通に叩いてる人マジで尊敬します。
この映画観ると自分が「本当にドラムやってたって言えるのかーい!!」ってなる。

長々といらないコメントでした(笑)



高評価なのは承知の上だったけど、ここまで画面に釘付けになった1時間47分は恐らく初めて。想像を遥かに超えました。
こっちまでシゴかれてる気分にさせて、、頂きました!
今から良い大人になれるかなっ!?!?(笑)
朱里

朱里