デイミアンチャゼルの作品が好きです。
ジャズへの愛、挫折する人を描くのがうまさが飛び抜けてると思う。
厳しい指導者がいると、周りはああいう空気になるよなっていうのがリアルだった。
序盤の音程のくだりが抜群に怖い。
罵倒し、殴り、徹底的に鍛え上げる。
ライバルを作り、競わせ、憎ませ、追い詰める。
強豪校の部活もまさにこういう感じらしく、その人は、アキレス腱を切っても病院に行かずに部活に行ったらしい。
足の痛みよりも、部活に行かずに怒られることの方が恐怖だったと。
結果どちらもクズ、というレビューがあったけど、そのとおりです。
でもそんなクズも私は憎めませんでした。