セッションの作品情報・感想・評価

セッション2014年製作の映画)

Whiplash

上映日:2015年04月17日

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

4.0

あらすじ

「セッション」に投稿された感想・評価

stne

stneの感想・評価

4.3

映画を見ていると、時折その映画をみているという自分を見る、ということは誰しもたびたびおきることだと思う。作品を追う中で、「これは物語なのだ」という、ある種の客観的視点を持って、映画に臨んでしまうことが。

それは物語の内容のチープさだったり、俳優の演技が下手過ぎることが要因になってくるのだろうけど、僕の場合その目線が視聴中に侵入すると、もうその作品には集中できなくなってしまう。

さて、本作である。

これといった大きなストーリーラインがあるわけではないのに、その圧倒的な演技によって、たった100分程度があっという間に過ぎ去っていき、その没入感は半端じゃなかった。

こんなものを見せられると、それらが映画であることを、忘れてしまう。

最後の十数分間の狂気と狂気がぶつかり合う″セッション″は圧倒的だ。

殊、映画は俳優というそれぞれに人生がある者たちが演じる以上、彼らのプライベートと作品が如何に離れることができるかが課題になる。

その中で、J・K・シモンズとテイルズ・マラーの二人の姿は、″演じる″という枠を悠に越え、それぞれがプライド、確執や意地を持ち、その場に生きる者として、誰しもが引き込まれたはずだ。

映画とは少なからず過去の作品の焼き増しではある。しかし、そこに生身の人間たちが加わることで、いかようにも進化していくことを、この映画が証明してくれる。
ジョー

ジョーの感想・評価

4.8
 チャーリー・パーカーみたいな破滅的な天才になど、誰もなれないし、誰もなりたいとは思わない。
 でも、”バード”の域まで、自分も教え子も到達したいという、かなわぬ夢を追い求める鬼教師がいる。
 何かに取りつかれたかのように、彼は、チャーリー・パーカーの愛称である”バード”に対する畏敬の念に、我を忘れる。
 「チャーリー・パーカーが”バード”になった理由は、シンバルを投げられたから」。
 彼曰く、”バード”はその屈辱をバネに、狂ったようにアルトサックスを吹きまくり、ジャズ史上屈指のサックス奏者になったと。
 もはやドラムスにしか自己同一化を見出せない教え子は、親戚の会食で、父親にこう言われる。
 「チャーリー・パーカーは孤独だった。酒とクスリに溺れて文無し。34歳で死んだ負け犬だ」。
 彼は、教師からの洗脳と教師への反抗心の狭間で揺れ動く自分を、次の言葉で奮い立たせる。
 「文なしで早出して名を残したい。元気な金持ちの90歳で忘れ去られるよりね」。

 彼のプライドの源泉とは、ジャズを極めること、すなわちこの世の頂点であること。彼のいとこのように、大学のアメリカンフットボール部の中心選手であろうが、2部リーグじゃしょうがない。彼の彼女がいくら可愛くても
3流大学でのほほんと毎日を暮らすことは、自分の主義と合わない。
 自分は後世に名を残さなければならない。ドラムを叩きまくって高みに到達したい。しかしそれは、人としての普通の感情を完全に奪い取る壮絶な闘いだったのだ。もはや恋すらも、彼からすると邪魔者にすぎなかった
のだ。成功達成と破滅は紙一重・・・。至極の世界の向こうに闇が顔を覗かせる。

 教師は言う。「英語で最も危険な言葉はこの2語だ。”グッド・ジョブ(上出来だ)”」。
 ”グッド・ジョブ”はない。あるのは、叱咤とパワハラのみ。
 パワハラを訴える時代。それはある意味パワハラに屈しない時代。
 しかし、ここにパワハラに屈しながら、パワハラと対峙する世界が開ける。
 その鮮烈な世界に、恐怖と破滅と緊張が交錯し、その一瞬のしじまに、ドラムスが炸裂する。
 教師も教え子も、34歳で死んだ負け犬を共有し、シンバルを投げつけられた”バード”になりきり、パワハラをはるかに凌いだ、究極のインタープレイで共棲している。
 ・・・そんな”グッド・ジョブ”なラストが素敵だ。
iii

iiiの感想・評価

4.0
こわい
わた

わたの感想・評価

-
メリッサブノワが可愛すぎて草
よし

よしの感想・評価

4.0
定期的に観たくなる作品
TKT

TKTの感想・評価

2.0
横暴、差別的、人格否定的な指導者、フレッチャーが真に迫っていて圧倒される。
衆目で恥をかかせる報復に対して音楽で殴り返す。叛骨心で専門を極める主人公の強さは素晴らしい。だが彼の個性や独自性、豊さみたいなものが見られなくて残念。その点、制作者の意図が本当に表現できた作品なのか疑問に感じてしまう。こんなのがジャズだって言いたかったんだろうか。
はなえ

はなえの感想・評価

3.7
何回も観た。怖いのかなって思ってたけど主人公がやり返すのも気持ち良くて意外とスッキリした。メリッサが可愛すぎる。

このレビューはネタバレを含みます

開始早々後悔しました。これは劇場で見るべきだった。食わず嫌いするべきじゃなかった。
躍動感のある演奏、主人公の狂気、擦り剥けて傷だらけの手。そして何よりも指揮者の怒声と暴力が強く脳裏に焼き付いて、映画が半分を過ぎる頃にはゲッソリと疲れきっていました。
そしてラストシーン。主人公が指揮者の演奏を崩そうとドラムを打ち鳴らした瞬間、この映画は本当の意味で「始まった」。そう思いました。
次第に加速度を増す音。汗と共に手から滲み出す血。狂気と狂気の衝突。
鑑賞後、しばし放心し、泥のように眠りました。

ドラムやりたいな。
Tokimaru

Tokimaruの感想・評価

4.1
大学の先生が厳しかったのをめちゃ思い出しました
wholewhale

wholewhaleの感想・評価

5.0
たのしい!
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