もやし

ランダム 存在の確率のもやしのレビュー・感想・評価

ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)
4.1
たまにある低予算面白SF。

今までの歴史上、彗星が地球の近くを通る際謎の怪現象が起こることがあるという。
そしてその日も彗星がかなり近くを通るというニュースが流れていた。
8人の男女がパーティーをしていたが、突如全ての電波が途切れ、その後家の電気も消えたりついたり。

外を覗くと一軒だけ常に電気が点いている家があり、電話を借りに行こうと行くと、そこには自分達と全く同じ姿形の人間達が…!



同じ姿形なんて怖すぎるし、ビクビクしながら探りを入れるんだけど、どうやら相手もほほ似たような感覚でこちらに接しているということがわかる。つまりシチュエーションがお互いほぼ同じ。鏡みたいなものだな。
そんな中でも意味がわからないことは沢山起きるし、ずっと探り合い。何でそうなったのか考えてると面白い。


そして姿形もシチュエーションも同じということは、タイトルの通り主観が一つとは限らないということにもなる。
この独特の設定が効いてくる後半は、一種ホラーのようなゾッとする人間不信映画になっていて、見入ってしまいました。
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