最終章突入。
この頃になると、も〜続きが待ち切れないっ! とばかりに、小説の発売日に本屋へ走った記憶がある。それだけ、のめり込んでいた。懐かしい。
さて、レジスタンス。ここから話はガラリと変わる。スノー大統領のお膝元、天下の首都キャピトルに虐げられてきた12の地区が反乱を起こすのだ。
実は偶然にも最近読み直した、あさのあつこの小説「No.6」に、これと似た世界が描かれていた。そのあとがきで、作者が、現実は小説が足元にも及ばぬほど悲惨なことが行われていること、その上で主人公達が小説の中で希望を見出し、生きることを描きたいのだと語っていた。
希望ーー。それが今シリーズ最大の要である。
絶望の淵にいた12の地区が、その希望を掴むために立ち上がり戦う。それは現実世界で全く別の状況下にある人に対しても、勇気を与えてくれるものだと思う。
激化する反乱の先に、待ち受ける結末とは如何にーー。ついに完結へ……レボ☆リューション!(唐突な宇宙海賊)