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「百日紅」（さるすべり）
原作
杉浦日向子
北斎（鉄蔵）とその娘であり弟子
浮世絵師のお栄と善次郎
絵を描きながら
日々舞い込んでくる事件や出来事に関わっていく
浮世
その時代そのものやその時代の風俗のこと
風俗とは衣食住や風習や日常にある流行りや娯楽
その土地や時代ごとの浮世絵がある
葛飾北斎 （鉄蔵）松重豊
こと 美保純
お栄 杏
お猶（おなお）切禿（きりかむろ）おかっぱ
目が見えず病弱 清水詩音
池田善次郎 濱田岳
歌川国直 高良健吾
初五郎 筒井道隆
小夜衣（さよごろも）麻生久美子
萬字堂
須原屋
吉弥 入野自由
なんでも描ける
描けないといいたくない
絵は上手いが色気がない
自分の絵
滅法界（めっぽうけい）
飲みっ競（のみっくら）
大門を清い身でくぐる
吉原
伸びる首
手が伸びてススキ野をかき分け
五重塔の水煙に触り
橋桁をくぐる
両の腕に経をかき数珠を巻いた
馬琴から聞いた唐の怪談
放し鳥
スズメを捉えてあって
金払って逃がしてあげると
いいことした気になれる商売
しかし
風切り羽根きってあるからまたすぐ捕まる
なんの功徳にもならん
その後
鉄蔵
1849年90歳まで生きた
死に際まで
あと5年あれば本物の絵描きになれたのにと言っていた
お栄
北斎の死後 8年間あちこちを転々とし
安政四年1857年消息不明
善次郎
後に渓斎英泉と名乗り
名の知れた美人絵師となる
1848年この世を去る
1868年
徳川幕府崩壊
明治政府は江戸を東京と改めた
昔NHKでやってたアメリカのドラマ
素晴らしき日々
だったか
それを思い出した
