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SAINT LAURENT/サンローランのKUBOのレビュー・感想・評価

SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)
3.0
今日の試写会は「サンローラン」。アカデミー賞の外国語映画賞フランス代表作品、カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品です。

60〜70年代、飛ぶ鳥を落とす勢いのイブ・サンローランが描かれる。美しいモデルをはべらせ夜毎パーティ的な派手な生活を送りながら自身は同性愛志向者という苦悩も抱えている。

前半はただひたすら美しい映像が続く。年ごとのコレクションが、その年に起こったニュース映像と分割された画面に同時に流される趣向がいい。ただ後半同性愛に目覚めてからのフレディ・マーキュリー風の方々とのまぐわいの映像は見るのが辛かったな。(女性は美しいと言っていましたが、BL好きの人じゃないとちと辛い)

「その繊細さが彼を壊していく」というセリフがあるが、終盤サンローランは心を病んでいく。そしてラストを飾るのは病床の身でデザインをした'76コレクションの再現だ。画面を細かくカット割りしてドレスとシューズをそれぞれアップで見せたり、見せ方へのこだわりは斬新でスタイリッシュ。

全編サンローランのドレスはもちろんウォーホルや70年代のポップカルチャー満載で美しいが、150分はさすがに長い。意図がよくわからない時間軸の行ったり来たりや、終盤挿入される晩年のサンローラン(別役者)の件りはいらなかったんじゃないかな。でもファッション好きな人は要チェックです。