古池

SAINT LAURENT/サンローランの古池のレビュー・感想・評価

SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)
4.7
「かわいそうなイヴ」
哀しいイヴの物語 愚かなイヴの物語
美しいイヴの物語
ラストシーンにハートを撃ち抜かれました。 音楽が最高。
いつも何かを恐れていたイヴ。しかし、自分の天才も知っていたイヴ。
デザインを描くときの青い鉛筆が印象的でした。
エンドロールで自分の鼓動が速くなるのを感じました。
儚くも、しぶとく、禍々しく、エネルギッシュだけど、退廃的。
素晴らしく好きすぎる。

追記 他のサンローラン映画を観ていないので比較できませんが、生涯のパートナーより、一時的な愛人がクローズアップされているのは、大河ドラマ、伝記物映画的な作りではなく、一瞬の光りと影を切り取った映画だからだと、とらえています。
古池

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