レザーフェイス

SAINT LAURENT/サンローランのレザーフェイスのレビュー・感想・評価

SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)
4.6
確実に今年の一番。
観てから温めてましたが、やはり傑作だし。僕のツボでした。
ヴィスコンティ的な映画であり、それを何よりも見事な時系列で展開される伝記映画でもある。
ベルジュとの関係性は、ドキュメンタリーなどを観ると今作は上手く切り抜かれている。
そして何より、音楽が素晴らしい。毛皮のヴィーナスから、どんどん映画に釘付けにされました。
イヴという美しい怪物が作り上げたエレガントな服は一方で、彼の内面に宿る残酷さや怠惰を引き立てて行く。
純粋な彼の創作物に対する眼差しと、逃れることのできない罪(ヘビ)が彼を捕らえ続ける。
マックィーンも“savage and beauty” と言っていて、体言するかような彼のショーに僕の心が持って行かれたのを思い出した。
ファッションの魔力と恐怖を感じた。