恭介

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターの恭介のレビュー・感想・評価

4.0
キャメロン節が全開で健在で
更にパワーアップしてて安心した笑

前作が約13年前かぁー(遠い目)

よくよく考えてみたら
タイタニックからアバター1作目までも
12年かけてたんだよなぁ。

もうオリンピックとかワールドカップ
とか目じゃないぐらいのスパンを
開けないと作品発表しない監督に
なってしまった。

どれだけ年喰わないと新作観れない
んだよ、まったく笑
パート3が2年後とか言ってるけど
俺は信じないぞっ笑

いやぁターミネーターとかアビスとか
トゥルー・ライズの時代が懐かしい。

が、確かにっ
そのスパンを無駄にせず
3時間強の映画に全身全霊を掛ける
意気込みは伝わってきた。

過去に発表した自作品の要素を
全てぶち込んだ集大成的な
王道娯楽作品。

まぁ海に取り憑かれている監督だから
舞台が海になったのも納得
アビスとタイタニックにターミネーターと
エイリアン2で培った要素を
これでもかっ、とごった煮状態。

しかしIMAX3Dで鑑賞したが・・
なんちゅー映像美なんだよ笑
こんな映像を創作しちゃったら逆に
他の3D作品なんか観れなくなっちゃうぞ。

まるでナショナルジオグラフィックの
スタッフが他の惑星の海に
取材に行ってドキュメンタリーを
製作してきました!ぐらいの
圧倒的なリアリティだった。

そして相変わらず生き物達の造形が
素晴らしいっ。
探したらいてそう的なギリギリの
ラインで創造したキャラクターが見事っ。

ストーリー的には、変に捻りを加えず
万人が観て分かりやすい、感情移入
しやすい物語。これぐらいストレート
じゃなきゃ4億ドル以上の製作費は
回収できないだろう笑

ジェイク一家が海に移住してからの
生活描写や、後半の見せ場である
海上バトル中の人質堂々巡りなど
まぁ後、20分ぐらいはカットしても
問題ないだろうなぁーという部分は
あるが笑

しかしこの捻らない物語と
圧倒的な映像美、創造力、アクションの
高揚感を味わうにはやはり劇場の
大きなスクリーンが必須と観客が
判断したからこそ、とてつもない
興行収入に繋がっている訳で

まさに映画を「体験」する為に
映画館に行きたくなる映画であり
映画本来の魅力を思い出させてくれる
作品には変わりない。

そんな作品を妥協を一切せず
時間を掛けて創造出来る地位を
手中におさめ、尚且つ結果を出す
キャメロンはやっぱり凄いとしか
言いようがない。

ただ個人的にはもうパート3までで
いいんじゃないかなあーと笑
キャメロンのアバター以外の作品を
観てみたいっ、てのが本音かな。

パート3が躓いてくれたら4.5は
なし・・なんて嫌な事を考えてしまう。

せめてノーラン監督ぐらいの
スパンとバリエーションで色んな
作品を発表してほしい。


・・・ま、無理か笑
恭介

恭介