この作品を観る際に、少なからず下心があることはもはや言い訳のしようがないのだけれど、地球外生命体の侵略ものとしては、意外と斬新で、スピード感も含めた見応えはなかなかのものだと思う。
シルの少女時代から描き、その成長の早さを客に植え付けることで、ひたすらに生殖を求める彼女の行動原理も納得の範疇となる。
どんどん学び、逃げ方も巧妙になっていく様もドキドキ感を加速させる。
この後、世の男性の知的でない好奇心を刺激するように続編が乱発されることになるけれど、本作と2作目(贔屓目に見て)までは、SF作品として成り立っている。
