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コロニアのKUBOのレビュー・感想・評価

コロニア(2015年製作の映画)
4.0
エマ・ワトソン主演、サスペンスというキーワードだけで、ほぼ前情報なしで鑑賞。

華やかなC.A.がクーデターに巻き込まれた話?って思って見ていると、なにやら恐ろしいカルト集団の話になってくる。

この「コロニア・ディグニダ」というのが1970年代にチリにあった実際のカルト集団。表向きは質素な生活を営む敬虔なキリスト教集団を装いながら、裏ではチリの軍部と結びついて銃器や毒ガスの製造を行うなど「オウム真理教」並みの集団だったのだ。

このカルト集団の教祖役のミカエル・ニクヴィスト(「ミレニアム」シリーズ)が怖い怖い。女子を殴る、子どもを裸にして◯◯する。集団催眠を喰らった閉鎖的なカルト集団の中での疑似体験のようで、見ていてかなり辛くなる。

終盤はこのカルト集団から脱出できるか?というサスペンスになるが、けっこう見ていて疲れました。

エンドロールに、このカルト集団による具体的な犠牲者の数やその後の顛末などがテロップで流れるが、こんな事実もあったとは。まだまだ知らないことばかりだ。
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