韓国のブラマヨ小杉が殺人鬼で大暴れ、まさかのシリアルキラーだったことに一本取られる一作。
『SEOBOK』を観た流れで韓国SFをチョイス。タイムトラベルが題材のSFかと思いきや、じわじわと閉鎖空間で仲間が裏切り合う戦慄のバトルロワイヤルが幕開けしてびっくり。良い意味で予想外。
冒頭のタイムトラベルのシーンと綺麗に繋がるラストは見事。凝ったCGも満載。感触的にはヒューマンサスペンスに近い印象。
キム・オクビン、チェ・ダニエルは主要ポジションなのに個性が弱くて物足りなかった。てかキャスト全員何か設定が物足りないんだよなぁ。突き抜け感と名作感がいまひとつ足りないのですが悪くは無いです。
全部韓国のブラマヨ小杉(イ・ゴンジュという俳優さん)に持ってかれてます。
監督さんはソンガンホの『爆烈野球団』で監督デビューを飾り、『セシボン』『シラノ恋愛捜作団』、『アイキャンスピーク』などを撮った方。腕は確かなお方ですね。ジャケットの印象とは全然違う一作です。
ちなみに原題は열한시＝11時。
こっちも全然違うがな。タイムクライって言うがクライムムービーでは無いよねこれ。
