2020年55本目
つい先日、「あいつの声」を観たが、その作品が扱う事件に衝撃を受けた。その事件に関連づいた作品がある事を知ったので、早々と鑑賞するに至った。
この作品はどう捉えたら良いのだろうか??
目のつけどころは面白いけど、なんせ未解決事件だし、今作のストーリーは殆どフィクションだし、これを作ったところで誰が浮かばれるのだろう?と考え込んでしまった。
ストーリーが面白い、面白くないではなく、実際の事件を扱う時は色々と慎重にならなくてはいけないと思うのだが、被害者の父親については名誉毀損で訴えられても仕方ないのでは?と思うような描かれ方をしている。
果たして どこまで事実を練り込んで、創作と融合したのか気になる。
窒息死で殺した事は「あいつの声」から知っていたが、絶命しなかったからかばんに入れて川に捨てたというのは事実なのかな??謎…
最初の頃は 距離の近すぎる父子の親子愛に色々と気になってたけど、後半は演技に飲まれて思わぬ方向に行ったのでびっくりした。
実際の事件に絡めずに声が似ているという事実だけ合わせてたらもっと楽しめたのになぁ……となんだか残念でした。
あまり事件に対する意味合いを感じなかったので、ご家族や周囲からしたら、事件に絡めてサスペンス映画作りやがって!と思いそうな気がする。(自分ならいい気持ちはしない。)
義弟 嫌な奴だったなぁ……
実際にあんなクズいたら無理…。