『ボク達2人分の愛が無いなら、ボクの愛を全部君にあげる』
ある日、弟として誕生したボス・ベイビーと兄ティムが巻き起こす騒動を描く家族愛の物語。
たぶん下の子供が産まれて今まで親の愛を全て独り占めしていた子供がやきもちを焼いて、下の子供を疎ましく思うって良くあることなのかもしれない。
終いには「お兄(お姉)ちゃんなんだから我慢しなさい!」とか言われるし長男(長女)って可哀想だよね。
しかしながら、昔は弟(妹)の服とかほぼ兄(姉)のおさがりだったりするしでマイナスな点もある。
目覚まし時計の魔法使いのお爺さんの人形がいい味出していて好きなキャラクター。
ボス・ベイビーの特製ミルクが切れて、ちょいちょい普通の赤ちゃんに戻るシーンはなかなか面白い。
ワンワン株式会社の社長である、フランシス・フランシスが「my story」という名の自伝をティムとボス・ベイビーに読み聞かせるシーンが飛び出す絵本調で描かれていてとっても好み。
【ネタバレ】
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兄のティムにとって侵略者である弟のボスベイビー。
最初はいがみ合う二人だったけど同じ目的の元に協力し溝は埋まっていき、最後は両者とも最初に欲しかったはずの“幸福”を投げ捨て一緒に居ることを選ぶというベタだけど良いお話だった。